雑学①

どうもzooです。

今日はスーツの雑学をご紹介。

定期的にコーナー化していこうと思っているので小出しにしていきます。

①袖の釦はなんであるの??

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皆さんも不思議に思ったことがあるのではないでしょうか?

では早速雑学。

実はこのお話は英雄、ナポレオンが関係しています。lgp01a201307072000.jpg

ナポレオン軍がロシアに遠征へ行ったんですね。

ロシアって言ったら寒いーのなんのって

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兵士たちが洋服の袖で鼻水を拭いていたそうなんですね。

多くの方が実戦経験がおありだと思いますが

拭いた鼻水が固まってテッカテカになりますよね。

ナポレオンさんは何度も注意をしたそうですが全員ガキ大将だったんですかね

いっこうに止める気配がありません。

そこで怒ったナポレオンさんが兵士たちが鼻水を拭けないように袖に釦を付けたのが

由来とされています。

もともと飾りの釦だったんですね。

ちなみに本当に開けられる袖釦は本切羽(ほんせっぱ)と言います。

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②本切羽の由来

さて、その本切羽ですがなぜ開けられるようになっているんでしょう。

由来がもともと飾りボタンなのになんで開けられるようにしたのか。

本切羽仕立ては別名(ドクタースタイル)とも呼ばれています。

言葉の通り、お医者さんが治療をする際に袖が邪魔になってしまうので

捲れるようにしたのが起源と言われております。

日本人からしたら「ジャケット脱げば良いじゃん」と思うと思いますが

ヨーロッパ地方ではスーツスタイル時シャツは【下着】という認識があります。

なので日本で言ったらタンクトップ一丁で治療することと同じなんです。

なので患者さんに失礼のないようにスーツを着たまま治療が行えるように

袖の釦を外して捲れるようにしたんですね。

ちなみにスーツの着こなし世界一「ジェームス・ボンド先生」は本切羽をあえて開けて

着るスタイルを披露してくれています。(画像は用意出来ないので映画を観て下さい。)

さらにもう一つ

イタリア製のジャケットはほぼ本切羽になっていません。

これは上質なジャケットは子に引き継ぐという風習があるため。

本切羽は袖の補正がほぼ出来ませんので。

 

さて今日は袖釦に集中してご紹介しました。

このコーナーはいつまで続くのか…

ではでは。

 

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